ネットギアジャパンは、エクストリームネットワークス社のOEM製品で、同社初のシャーシスイッチ、「XCM8800シリーズ」を9月より販売開始すると発表した。用途に応じて選べる10スロットの『XCM8810』、6スロットの『XCM8806』がある。
価格は6スロットシャーシスイッチが924,000円、10スロットシャーシスイッチが1,386,000円。
「XCM8800 シリーズ」は、コントロールプレーンとデータプレーンの分離、冗長コントローラボードによる電力供給、パッシブバックプレーンを使用したシャーシ設計を実現し、冗長性を備えたハードウェアと自動フェールオーバメカニズムにより、プライマリ管理モジュールに障害が発生した場合、セカンダリ管理モジュールが自動的にスイッチ全体の管理機能を引き継ぐ。
そのほか、レイヤ2での復旧を可能にするネットワークプロトコルや、冗長フェールオーバをサポートすると同時にアップリンク接続の問題を回避するECMPルーティングに対応する。
10ギガビットポートを実装しており、最大800Gbpsのスイッチファブリック帯域幅と570Mppsのレイヤ2からレイヤ3 のハードウェア転送レートを提供。10/100/1000 PoE (Power Over Ethernet)機能も搭載している。
セキィリティ面では、スイッチ自体への攻撃を防御するDoS攻撃防御、sflowやL2/L3/L4アクセスコントロールリストを備え、ネットワークログイン機能(802.1X、Web、MAC ベースの認証)をサポートしている。そのほか、管理通信の傍受を防ぐSSH2、SCP、SNMPv3などのプロトコル、MD5認証にも対応している。なお、「XCM8800 シリーズ」は無償製品保証3年が標準添付されている。