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MooTools - a compact javascript framework |
9月10日(米国時間)、MooToolsの最新版となる「MooTools 1.4」が公開された。MooToolsはJavaScriptで開発されたWebアプリケーションフレームワーク。コンパクトなフレームワークで、Webアプリケーション開発における主流ではないが、一定の利用者層を抱えている。MooTools CoreとMooTools Moreの2つのコンポーネントによって構成されている。
MooTools 1.4はバグ修正や機能調整が実施されたマイナーアップグレードバージョンと考えられる。ひとつ前のバージョンである1.3と後方互換性があるため、容易に移行することができる。
MooTools 1.4の最大の注目点は、デリゲーションの機能がMooTools Coreに同梱されるようになった点にある。デリゲーションは、たとえば特定の要素の子要素すべてにイベントリスナを追加するのではなく、親の要素にイベントリスナを追加し、そこから子要素らのモニタリングを実施できるようにするというもの。MooTools 1.4からCoreに追加されるようになった。
開発チームは「MooTools 2.0」を念頭において新機能や変更点の調査などを実施してきたが、1系に機能を追加することにも価値があると判断。今回の1.4のリリースへとつながったと説明がある。