Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2011年8月のデスクトップブラウザシェアが発表された。今月から報告されるカテゴリが2つに別けられた。7月まではデスクトップブラウザもモバイル/タブレットブラウザも同じカテゴリで報告されていたが、8月からは「デスクトップ」と「モバイル/タブレット」という2つのカテゴリにわけて報告されている。すべてのデバイスをまとめて扱う従来の方法では分析しにくいところがあり、これを改善するためだと説明されている。8月におけるデスクトップブラウザのシェアは93.2%。これに対しモバイル/タブレットは6.4%となっている。

2011年8月のデスクトップブラウザのシェア変動傾向は7月と同じ。IEがシェアを落とし、Chromeが強い成長を継続している。

2011年8月ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2011年8月ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE 55.31% 下落傾向
2 Firefox 22.57% 微減
3 Chrome 15.51% 成長傾向
4 Safari 4.64% 成長傾向
5 Opera 1.68%

短周期リリースのブラウザは一括して扱うとして、デスクトップブラウザをバージョン別に比較すると次のとおり。

2011年8月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2011年8月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

順位 短周期一括型バージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE8 30.07% 20ヶ月連続1位。下落傾向
2 Chrome 15.51% 上昇傾向
3 Firefox 4+ 14.18% 上昇傾向
4 IE6 9.73% 下落傾向
5 IE9 7.91% 6位から5位へ浮上。上昇傾向
6 Firefox 3.6 6.92% 5位から6位へ下落。下落傾向
7 IE7 6.29% 下落傾向
8 Safari 5.0 1.90% 下落傾向
9 Safari 5.1 1.87% 上昇傾向
10 Opera 11.x 1.34%

IE8がほかのブラウザを引き離して全体の30%のシェアを確保しているものの、シェアは長期に渡って下落傾向で、これとかわるようにIE9が強い成長を続けている。Chromeの成長は力強さを継続しており、最新版を使うアクティブユーザという観点から見ればFirefoxのシェアを上回ったといえる。

IE6はシェアを落とし続けているとはいえ、9.73%と強い存在感がある。Windows XPが高いシェアを確保していることと連動し、今後も減少傾向を続けながらも高いシェアを確保し続けるものとみられる。