動画配信サービスを運営する米Huluは9月1日、日本国内でのサービスを開始したことを発表した。Huluにとっては米国外へ初の進出。日本では月額1480円の定額サービスとして、PCやスマートフォン、タブレット、スマートTVなどでの視聴に対応する。

サービス開始によって、日本国内のユーザーは月額1480円でハリウッド映画や海外ドラマなど数千本を超えるコンテンツが見放題となる。また数ヶ月単位といった継続期間の制約もなく、1ヵ月単位での課金となる。コンテンツは「パイレーツ・オブ・カリビアン」「アルマゲドン」「メン・イン・ブラック」といった映画や、「24」「BONES」「プリズン・ブレイク」などの海外ドラマシリーズ。

Hulu Webサイト

閲覧デバイスは、Windows PC / Mac / LinuxやiPhone / iPad / iPod touch / Androidスマートフォン、パナソニック VIERA(一部機種)などのスマートTVが対応している。たとえば、自宅のPCで途中まで視聴した動画を、外出先でスマートフォンを使ってすぐに続きが見られるようにアカウント情報をデバイス間で共有するなど、単に複数のデバイス対応というだけではなく、よりシームレスにいつでも好きなタイミングで見られるような仕組みとなっている。

今後については、Xbox 360、PlayStation 3、Andoridタブレットなどが対応予定となっており、対応デバイスの詳細は同社のWebサイトで確認できる。

また、日本でのサービス開始にあたって同社では1ヵ月の無料トライアルを行っている。なお視聴コンテンツには字幕が付いているが、一部のコンテンツに関しては英語での提供となり、こちらは順次対応していくとのこと。

同日行われた記者説明会で同社CEOのJason Kilar氏は、日本進出の理由として「要望が多かったこと、市場規模、そして日本のインターネットが成熟していること」の3点を挙げ、今後も様々なコンテンツを追加していくと述べたが、国内コンテンツの動画配信については公開時期などの明言を避けた。

同社CEOのJason Kilar氏