Google Tasks Porter

GoogleはオンラインでTODO管理を実施するための「Google Tasks」というサービスを提供している。Google Tasksは便利な機能だが、長らくAPIが公開されてこなかった。このため、独自にGoogle Tasksを利用するネイティブアプリケーションやWebアプリケーションは存在していても、正式にサポートすることが難しい状況が続いていた。

これに対し、Googleは今年5月、Google Tasksを操作するための「Google Tasks API」を公開。ネイティブアプリやWebアプリから正式に利用できる状況になった。そして8月1日(米国時間)、Googleはさらに一歩進めて、エンドユーザがもっと「Google Tasks」を扱いやすくするサービス「Google Tasks Porter」の提供を開始した。

Google Tasks Porterにはじめてアクセスすると操作しても良いか許可を求められる。

Google Tasks Porterのメインページ。「Take Snapshot」「Import Tasks」「View Snapshots」がそれぞれタスクデータのスナップショット作成、タスクデータのアップロード、タスクデータのダウンロードに対応している。

作成したタスクデータの一覧。クリックして表示やダウンロードが可能。

ファイルの形式を指定してタスクデータのアップロードが可能。

「Google Tasks Porter」はGoogle Tasksのタスクデータをダウンロード、アップロード、閲覧できるようにするWebアプリケーション。ダウンロード形式としては閲覧可能なHTML、iCalendarデータ、Outlookで読み込めるCSVデータ、Remember the Milkへのメール送信の形式を指定することが可能。アップロードではOutlook形式かiCalendar形式を指定可能。

これまでGoogle Tasksにタスクデータをアップロードさせたり、またはタスクデータをダウンロードする簡単な方法がなかった。「Google Tasks Porter」を利用することでアップロード、ダウンロードができるようになるほか、スナップショットが取れるようになるため、タスクデータのバックアップとしても利用することができる。