ロンドン警視庁は、企業や組織にDDos攻撃を仕掛けていたLulz Securityのスポークスパーソンを務めていた18歳の人物を逮捕したと発表した。"Topiary"と名乗っていたこの人物の名前はJake Davis氏。Davis氏は8月1日に釈放となり、8月30日に刑事法院に出廷することになる。

ロンドン市警の発表

Davis氏はオンライン上で"Topiary"と名乗り、Lulz Security(LulzSec)とAnonymousのスポークスパーソン的役割を果たしていた。米メディアのGawkerは6月23日付けで"Topiary"へのインタビューを掲載しているが、そこではリーダーとして紹介されている。

ハッカー集団のLulzSecとAnonymousはここ数ヶ月、活発に活動しており、複数の企業や組織をターゲットにサイバー攻撃を仕掛けていた。つい先日には、PayPal(米eBay傘下)ボイコットを呼びかけていた。Davis氏が管理していたと思われるTwitterアカウント「The Lulz Boat」は、7月27日を最後に更新がストップしている。

Davis氏に対しては、コンピュータシステムへの不正侵入、犯罪の奨励および支援、英国の重大組織犯罪対策機構(SOCA)攻撃への関与など5つの容疑がかけられている。ロンドン警視庁はまた、一連の調査の過程で17歳の英国在住の少年にも事情徴収を行ったことも明らかにしている。

TopiaryはGawkerのインタビューで、逮捕を心配していないのか?とのインタビュアーの質問に、「心配は愚か者のやること」と答えていた。