Webトラフィックの解析ツールを提供する英StatCounterは8月1日(英国時間)、英国内の2011年7月月間ブラウザシェアについて、Google ChromeがFirefoxを抜き、初めて同国内でシェア2位になったと発表した。これは同社のアクセス解析ツールを利用する月間150億PV(英国内では月間8.3億PV)を元にしたデータレポート。

2011年7月のシェアでChromeは22.1%に達し、2009年7月の3.9%から2年間で5倍を超す勢いでシェアを伸ばしている。一方、同期間のInternet Explorerは同61.3%から45.5%へと2桁減となったほか、Firefoxは同26.9%から21.7%となりブラウザシェア3位へと転落した。

2010/07~2011/07の英国内ブラウザシェア率

こうした動きについて同社CEOのAodhan Cullen氏は「Internet Explorerはシェアを大きく失ってはいるが依然としてトップシェアの位置を保っており、この先数ヵ月は拮抗するChromeとFirefoxのシェア争いが興味深い」とコメントしている。

なお同社ではアイルランドでもChromeのシェアが伸びており、2011年5月時点でFirefoxを抜き、7月のシェアはChrome27.7%、Firefoxが24.2%、Internet Explorerが39.9%としているほか、日本におけるシェアは、2011年7月ではInternet Explorer54.6%、Firefox21.1%、Chrome14.7%、Safari6.4%としている。