パナソニックは、頑丈(タフ)モバイル追求したタブレット型ノートパソコン「TOUGHBOOK H2」の新製品として、「ヘルスケアモデル」と「フィールドモデル」を10月7日より順次発売すると発表した。

「ヘルスケアモデル」(左)と「フィールドモデル」(右)

いずれも、Intel Core i5-2557M vPro(1.70GHz)を採用し、シリアルコネクタを標準搭載している。セキュリティ機能も強化され、電源状態がシャットダウン、休止状態からの復帰時に対応したハードウェアレベルの起動パスワード、第三者がハードディスクドライブを取り外して他のパソコンに接続しても認識しないようにするハードディスク保護機能に加えて、失敗回数管理やサーバとの連携により強制的に内蔵ハードディスクデータの全消去を行う機能が提供される。

また、NTTドコモのFOMAネットワークを介したSMSメッセージによりパソコンを起動する「SMSウェイク機能」や、モバイルパソコンの盗難・紛失対策をハードウェア・ベースで支援する技術「インテル アンチセフト・テクノロジー」対応ワイヤレスWANモジュール(Ericsson F5521gw)を搭載するほか、6桁のワンタイムパスワードを30秒毎に生成する「インテル アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー」に対応する。

ヘルスケアモデルは、 医療現場で求められる消毒時の耐薬品性能、耐衝撃・耐落下に加え、防塵・防滴性能を実現するファンレス設計となっている。CPUには、Intel Core i5-2557M vPro(1.70GHz)を採用したほか、HDDの容量を160GB(前モデル80GB)にし、パフォーマンスをアップしている。

フィールドモデルは、屋内外の過酷な現場で求められる、耐衝撃・耐落下に加え防塵・防滴性能を実現するファンレス設計となっている。半透過型液晶搭載し、視認性向上のため輝度は約6,000cd/平方メートル相当(前モデルは約500cd/平方メートル)にアップされ、使用環境の照度にあわせて、任意設定した輝度の値に従い自動的に明るさを調整する。また、使用環境条件が摂氏マイナス10度~ 50度に対応している(前モデル温度は摂氏5度~35度)。