NTT東日本は、オフィス内のICT分野におけるユーザーの利便性の向上を目的として、複合機メーカーとの販売面および保守サポート面の業務連携を進めるため、エプソン販売およびキヤノンマーケティングジャパンと、業務連携協業を行うと発表した。

これは、近年、オフィスへのブロードバンドサービスの急速な普及拡大により、ネットワークに接続可能なオフィス内のICT機器が増加し、企業のユーザーにとってはICT機器の利用環境が複雑となっており、ネットワーク接続時の不具合やオフィスICT機器の故障などが発生した場合、ユーザー自身で故障原因が特定できず複数の機器やサービスの提供元に問合せをしなければならないというケースの増加が懸念され、これに対応するため。

エプソン販売とは、オフィスICT機器の販売、および保守等サポートにおける包括的な協業で合意し、エプソン販売は、プリンタ、プロジェクタ等のICT機器を企業のユーザーに提案、販売する際に、NTT東日本のネットワーク商品等も合わせて提案・販売するほか、NTT東日本より販売支援を受けられる体制を、本年度上期を目処に構築する。

また今後、両社の商品やサービスに関する不具合や故障等について、それぞれ一元的に受け付け、両社のコールセンターで相互に情報を取り次ぐことで、ワンストップで対応できるサポート体制の実現に向けて検討を進めるという。

これにより、両社は、オフィス内のICT機器とネットワークサービスを一体化した導入や契約継続のご提案が可能となり、新たな中堅・中小企業市場への参入を図ることができる。

一方、キヤノンマーケティングジャパンとの業務連携では、NTT東日本がユーザーから故障修理の受け付けや故障修理対応を行う中で、キヤノン製複合機等が故障原因と判断した場合、NTT東日本のコールセンターからキヤノンマーケティングジャパンのコールセンタへ取り次ぎ、故障対応できるサポート体制をトライアル運用する。連携開始時期は5月31日。

キヤノンマーケティングジャパンとの連携