5月26日、スマートフォンの安全な利活用と普及促進を目的とした業界団体「日本スマートフォンセキュリティフォーラム(JSSEC)」が発足した。通信キャリア、通信機器メーカー、システムインテグレータ、アプリケーション開発事業者、セキュリティコンサルタントなど、さまざまな業種の企業が名を連ねている。
団体の設立目的としては、以下の4項目が挙げらている。
- 企業・団体における利用者が安心して高度なサービスを受けられるようにする。
- 実装すべきセキュリティレベルの理解を社会に浸透させ、提供者が安心して事業推進を行えるようにする。
- 利用者のセキュリティリテラシー向上のための活動も行い、さらに高度なサービスを受けられるようにする。
- セキュリティを切り口とした「信頼できるニッポン!」を確立しグローバル市場へアピールする。
上記の目的に則して、スマートフォンの利用や技術に関するセキュリティ情報の交換、調査/研究、普及/啓発活動を行っていく予定。すでに利用部会として「利用ガイドラインWG」、「体系化WG」、「事例研究WG」、技術部会として「脆弱性WG」、「デバイスWG」、「アプリケーションWG」、「ネットワークWG」の立ち上げが明記されているほか、セミナー/成果発表会やアプリケーションコンテストなどを行う普及啓発部会も用意される。
現在の会員企業数は、幹事会員22社、正会員57社、特別会員4社。以下のとおり、幹事会員だけでも多種多様な企業が参加している。
幹事会員一覧
- インフォセック
- NRIセキュアテクノロジーズ
- エヌ・ティ・ティ・ドコモ
- カスペルスキー
- KDDI
- サイバーソリューションズ
- サイバートラスト
- シーイーシーソリューションズ
- シスコシステムズ
- シマンテック
- シャープ
- ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ
- ソフトバンクモバイル
- ソリトンシステムズ
- ディアイティ
- トレンドマイクロ
- ネクストジェン
- 日立情報システムズ
- 富士ソフト
- マカフィー
- ラック