三洋電機株は5月24日、同社の多店舗エネルギー・トータルマネジメント・システム(以下、多店舗EMS)が西友全店舗(370店)で採用されることが決定したと発表した。

今回、採用が決定した多店舗EMSはショーケース、冷凍機、空調機器、照明などを一元管理する店舗統合管理システム「エコストアシステム」と最大1,024台の空調室内ユニットを制御可能な空調統合監視・制御システム「STAIMSシステム」をベースにしたシステムを遠隔監視センター「ERMOS」につなぎ、店舗のエネルギー使用量を可視化する。

ERMOSでは、ショーケース・空調機器といった機器の運転状況の監視・制御のほか、エネルギー使用量のデータ収集を行うほか、収集したデータを分析し、店舗内の設備・機器の運用の見直し・改善を店舗及び西友本部にフィードバックし、連携してエネルギーの最適化を図る。

同システムは全店舗採用に先立ち、全国で23店舗に先行導入されている。

多店舗エネルギー・トータルマネジメント・システムの仕組み