HTTP Archive

GoogleのSteve Souders氏が「HTTP Archive」を発表してから1ヵ月半が経過した。HTTP Archiveは主要トップサイト約17,000を選出し、コンテンツの分析結果を報告するサービス。サービスの発表は1ヵ月半前だが、解析対象となるデータは2010年10月から収集されており、すでに半年分の分析データが公開されている。そして、同サイトでは、この半年間の推移を「HTTP Archive: today's runs」でまとめて紹介。グラフはHTTP Archive - Trendsに掲載されている。

この半年間における主な変更点は次のとおり。

  • トータルの通信データ量が増えている。58kB (8%)ほど増加しており、そのうち大部分を画像データの増加が占めている。
  • jQueryの採用率が39%から44%へ増加している。
  • Twitterガジェットが2%から4%へ増加している。
  • Facebookウィジェットが8%から13%へ増加している。
  • CDNの利用が10%から13%へ増加している。

トータルの通信データ量とリクエスト回数が増加している - HTTP Archive - Trendsより抜粋

HTMLの通信データ量とリクエスト回数が増加している - HTTP Archive - Trendsより抜粋

JavaScriptのデータ量とリクエスト回数が増加している - HTTP Archive - Trendsより抜粋

CSSの通信データ量は増減、リクエスト回数は増加している - HTTP Archive - Trendsより抜粋

画像の通信データ量とリクエスト回数が増加している - HTTP Archive - Trendsより抜粋

Flashの通信データ量とリクエスト回数は減少している - HTTP Archive - Trendsより抜粋

HTTP Archiveでは2週間おきに収集したデータを分析し、その結果を公開している。現在のところ5月16日版が最新版となる。公開中のデータは2010年11月16日からちょうど半年分が掲載されており、その間の変化が見て取れる。