ヤマト運輸と京福電気鉄道は5月17日、京都市嵐山周辺のCO2削減をテーマに、路面電車を活用した宅急便の輸送を開始することを発表した。
両社は、「歩くまち・京都」を掲げる環境モデル都市であり、「京都議定書」が発効された京都市において、「物流ターミナルと嵐山担当営業所間の輸送に路面電車(嵐電)の利用」、「嵐山周辺はリヤカー付き電動自転車を活用して集配」に取り組むことで、低炭素社会を目指す。
今回の取り組みでは、西院車庫から嵐電の車両を1両貸し切り、リヤカーに装着する集配用コンテナを搭載した台車ごと電車に積み込んで宅急便を輸送する。嵐山駅・嵐電嵯峨駅では台車を降ろし、駅でセールスドライバーが受け取って台車をそのままリヤカー付き電動自転車に積み込んで届ける。