富士通ビー・エス・シーは、盗難/紛失したパソコン内のデータをリモート指示により消去できる「ノートPC向け遠隔データ消去機能」を、スマートフォン向けセキュリティ管理サービス「FENCE-Mobile RemoteManager」の新たな機能として提供すると発表した。価格は、1ノートPCあたり315円~/月。7月4日より無償トライアルサービスとして提供を開始する。

FENCE-Mobile RemoteManagerは、スマートフォン向けのセキュリティ管理サービスとして、Androidが搭載されたスマートフォン・タブレット向けに2011年4月より提供を開始しているクラウドサービス。FENCE-Mobile RemoteManagerの管理対象パソコンは、起動後、定期的な間隔で管理サーバへ自動アクセスし、「データ消去」指示の有無を確認する。そして、管理サーバへ接続可能な環境において「データ消去」指示があった場合、データ消去を実行する。

「ノートPC向け遠隔データ消去機能」運用イメージ

また、インターネットに接続できない環境などにおいて、一定期間管理サーバと通信できない状態の場合、自動的にデータを消去する。さらに、パソコンのドライブやフォルダの暗号化を実現するFENCE-Proを共に導入すれば、暗号鍵を削除することでHDD上のデータは読み取リ不可能となる。