セイコーエプソン(以下、エプソン)とアヴァシスは、LinuxをOSとするパソコンにエプソン製インクジェットプリンタを接続するだけで、プリンタドライバが自動ダウンロードできるサービスを4月末に開始すると発表した。エプソンの調査によれば、Linux環境へのプリンタドライバ自動ダウンロードは、プリンタメーカーでは初だという(3月31日現在)。
このサービスは、4月末にリリース予定のLinuxディストリビューション「Ubuntu 11.04」に、自動ダウンロードサービスを実現する機能が搭載されることにより実現される。対象は、エプソンが2005年以降に発売した主なインクジェットプリンタで268機種。
今回の取り組みでは、エプソンは、Linuxの標準仕様であるLSB(Linux Standard Base) に準拠した自動ダウンロード可能なプリンタドライバを開発したほか、アヴァシスは、Linux Foundationと連携しながら、Open Printing Databaseを経由してLinuxプリンタドライバを自動ダウンロードする技術についての情報収集や問題解決に取り組んだ。