MacRuby is a version of Ruby 1.9

3月23日(米国時間)、「MacRuby 0.10」が公開された。MacRubyはRuby 1.9に対応したRubyプラットフォーム。Mac OS Xのコア技術であるObjective-Cランタイムおよびガベージコレクタ、CoreFoundationフレームワーク、LLVMなどを使って開発されており、Mac OS Xの性能を発揮しやすいという特徴がある。

MacRuby 0.10の主な特徴は次のとおり。

  • 2011年2月に発表されたSandy Bridge搭載の最新MacBook Proに対応
  • Mac App Storeに登録するために必要になる修正を実施
  • Xcode 4インテグレーション

対応するのはMac OS X Snow Leopard以降のバージョンで、64ビット版のIntel CPUを搭載したモデル。32ビット版のIntel CPUを搭載したハードウェアで利用するにはソースコードからビルドする必要がある。MacRubyをMac App Storeに登録する意思がはっきりと示されたのは今回のリリースがはじめて。

開発チームは現在、初のメジャーリリースとなる1.0の公開へ向けた準備を進めている。今後、注目されるような新機能を追加することはなく、1.0の公開へ向けて安定性と互換性の向上に取り組むと説明がある。また、1.0まで細かくリリースを繰り返し、フィードバックを得ていきたいともしている。