Internet Systems Consortium |
Internet Systems Consortium (ISC)は3月1日(米国時間)、DNSサーバの最新版となるBIND 9.8.0を公開した。BIND 9.8.0は新機能が追加されたバージョン。主な新機能は次のとおり。
- IPv6への移行をスムーズに実施するためのDNS64機能
- Windowsインテグレーションなどの目的で利用するSambaを使ったGSSAPIコンフィギュレーション機能の改善
- 特定のドメイン名をブロックする必要がある場合に活用できるレスポンスポリシーゾーン機能
- GOST DNSSECアルゴリズムのサポート
- ダイナミックDNS ACLコールアウト機能
- スタブゾーンの改善
BIND 9.8.0ではデフォルトのクエリタイムアウトが30秒から10秒へ変更されている。また、RTT Bandingがもたらすセキュリティ効果と、RTT Bandingがもたらリゾルバ遅延を比較検討したところ、得られるセキュリティ上の利点よりも欠点の方が大きいと判断。このため、RTT Bandingに加えて以前使われていたサーバ選択メカニズムが復帰している。