NTT東日本は、同社が昨年の11月からサービスをスタートした、家庭向けクラウドデバイス「光iフレーム」に各種コンテンツを配信するサービス「フレッツ・マーケット」おいて、地域住民向けの地域情報配信サービスを追加した。
実際にサービス提供を開始するのは、青森県六戸町、埼玉県ときがわ町、山形県西川町、千葉県南房総市の4自治体。南房総市は3月1日より、他の自治体は2月1日からサービスを開始する。これらの自治体が提供するのは、町役場からの行政情報、町内の観光情報、町内の小中学校からの生徒の様子や行事内容に関する情報、健康・子育て相談や予防接種、育児イベント情報など、より地域に密着した情報。
フレッツ・マーケットは、フレッツ光を契約しているユーザーを対象にしたサービスで、利用者が端末レンタル料月額315円を払い(24,150円で買い取りも可)、光iフレーム上に登録されたアプリケーションを使って、ニュース、天気等の生活に役立つ情報に加え、暮らしに便利な電子チラシやレシピなどの最新情報を受信することができる。 NTT東日本では、サービス開始当初から、コミュニティサービスの提供例として「地域コミュニティモデル」、「自治体モデル」、「ネットスーパーモデル」、「マンションディベロッパーモデル」の4つを想定しており、今回は自治体モデルとしての提供になる。
住民は、各自治体の情報を閲覧するためのアプリケーションをダウンロードし、「光iフレーム」に登録して、情報を閲覧する。それぞれの自治体で提供する情報は以下の通り。
自治体 | 情報 |
---|---|
六戸町 | 町役場からの行政情報、商工会からの情報配信、JAからの情報配信 |
ときがわ町 | 町役場からの行政情報、暮らしの情報、町内の観光情報、商工会参加企業・地元店舗の特売情報等、地域住民より募集した「ときがわ特派員」が配信する地元の魅力に関する情報 |
西川町 | 住民の手続きや暮らしに役立つ情報等、町内の小中学校からの生徒の様子や行事内容に関する情報、町内で催される行事内容に関する情報、町役場各課・係の電話番号やFAX番号、住所等 |
南房総市 | 市役所ホームページで配信している新着情報、健康・子育て相談や予防接種、育児イベント情報、放送時間に聞けない家庭に向けた広報無線情報、地域の市民団体が発信する情報、観光情報を中心とした市内のトピックス |
同社では、今後買い物支援や地域交流、教育、医療・介護・福祉分野も視野に入れていくという。