ビーブレイクシステムズは1月11日、システム業界における景気動向をまとめたレポートを発表した。同社は自社で手がけたシステム案件などをもとに現場の目線で分析したシステム業界の景気動向を定期的に発信している。

基幹業務システムを検討する際にiPhone、Android端末対応のニーズが増えているが、なかでも社外から営業支援(SFA)、勤怠、作業実績の入力に対する関心が高いという。以前から、基幹業務システムの携帯電話対応に対するニーズはあったが、最近はスマートフォンに限定されている。

ある企業では携帯電話からスマートフォンへ切り替える従業員に対し補助金を出しているが、、その背景には将来何らかの形で自社のビジネスに還元したいという狙いがあるという。

また、リーマン・ショック以降、エンジニアの単価は低水準という状況が続いているが、エンジニア単価の下落はパッケージ製品や情報システムの販売価格にも大きく影響する。そのため、同社ではリーマン・ショックを機にパッケージ製品の価格も2~3割は下がっている可能性があると見ている。