米Starbucks Coffee は1月5日(米国時間)、今春よりロゴを変更することを発表した。新ロゴは同社のトレードマークである人魚「セイレーン」は残されているが、「STARBUCKS COFFEE」という社名が除かれ、色も緑に統一されている。

社名「STARBUCKS COFFEE」が消えて、緑一色となった新ロゴ

同社は今年で創立40周年を迎えるが、新ロゴはそれを記念してのもの。新たなロゴについて、「イノベーションと顧客との関係性を強化するチャンネルを開拓するために必要な自由と柔軟性を与える」と、同社はコメントしている。

同社のロゴの変更は創業以来今回で4回目となる。2回目のロゴ変更はエスプレッソがメニューに加わった1987年に行われ、3回目のロゴ変更は株式を公開した1992年に行われた。

1971年の創業以来、ロゴの中心には「スターバックスのハート」と言われるセイレーンが描かれてきた

一貫して、ロゴの中心を司ってきたのは、ギリシャ神話に出てくる人魚「セイレーン」だ。その由来は、創業者兼CEOであるHoward Schultz氏がコーヒーやシアトルの港のルーツを探っていた時に、2つの尾を持つセイレーンに行き着いたことにある。

同社のサイトには今回のロゴ変更について400件以上のコメントが寄せられているが、なかには「スターバックスコーヒー」という文字がなくなったことを非難する声も少なくない。