Digital Inspiration: A Technology Blog on Software and Web Applications

検索サービスではGoogleが圧倒的なシェアを確保している。計測サービスによって数値は異なるが、Net Applicationsは世界シェアの85%ほどが、StatCounterは90%ほどがGoogle検索で占められていると報告している。日本はYahoo! Japanが健闘しているが、それでもStatCounterの報告でGoogleが80%ほど、Yahoo! Japanが20%ほどとなっている。しかも、Yahoo! Japanは必要なサービスを提供するためにGoogleと提携するとしており、日本でも実質的にほとんどの検索エンジンがGoogleという状況になりつつある。

Google検索では検索ワードに特定の指定をすることで絞り込み検索や、検索条件を変更することができる。たとえばフレーズごと検索するためにダブルクォーテーション(")で囲ったり、特定の言葉を除外するための指定(-)、検索サイトを限定するための指定(site:)など。Google検索そのものが随時改訂されているため、こうした細かいテクニックを駆使せずとも目的とする情報にたどり着きやすくなっているが、それでも知っているといざというときに意図的な検索を実施しやすくなる。

「Google Chrome」Google Japan検索結果

「Google AROUND(2) Chrome」Google Japan検索結果

「Google AROUND(10) Chrome」Google Japan検索結果

Digitai InspirationにおいてAn Undocumented Google Search Operator - AROUNDというタイトルのもと、こうしたGoogle検索テクニックのひとつとして文書化されていない「AROUND(n)」を紹介している。指定したワードとワードの間に任意の単語を何個含めるかという指定だ。たとえば「Google AROUND(2) Chrome」ならGoogleとChromeの間に単語を2つ含んだものに一致する。

これは長い文章やフレーズなどを検索したい場合に役に立つ。日本語を指定した場合にAROUND(n)で指定する数値がどの長さを意味するのかは不透明。日本語で使いたい場合にはnの値を前後させながら検索して模索してみる必要がある。なお「AROUND」というようにすべて大文字で記述しなければ効果がないと説明されている。