![]() |
酷暑の夏とはうってかわって過ごしやすい日々が続いている10月第1週。PVのほうも集計作業をしていてもたのしい気分になるほど絶好調で、経営チャンネル史上最高のPVを獲得する記事が出たほか、CEATEC JAPAN 2010がらみの記事がそろって高いPVを記録した。CEATECでIS03やGalaxy Tabなど新しいAndroid端末が登場したせいか、当チャンネルでもスマートフォン関連記事は今、どれも引きが強い感じがする。
それでは、これまでにない高水準のアクセスを記録した10月1日(金)から10月7日(木)までの経営チャンネル上位10記事を紹介する。
今週、経営チャンネルだけでなく、マイコミジャーナル全体で最も読まれた記事が1位のAdobe Readerの脆弱性へのアラート記事。単にAdobe Readerのバージョンアップを勧めるだけでなく、Windows上での更新手順を画像付きで掲載したことが読者に喜ばれたようだ。Yahoo! JAPANのデイリーニュースに掲載されたこともPV増に大きく影響した。多くの読者の役に立てたなら幸いである。
2位と4位はスマートフォンに関する大手ベンダの訴訟合戦。MicrosoftがAndroidのパテント侵害でMotorolaを訴えたかと思えば、今度はそのMotorolaがAppleを訴えた。そしてそのAppleは同じくスマートフォンの特許侵害でNokiaの訴訟中である。ちなみにAndroidをめぐっては、OracleがGoogleを訴えるなど、どこもかしこも闘いの真っ最中である。引き続き、これらの企業の動向に注目していきたい。
CEATEC JAPAN 2010が開催され、当チャンネルではおなじみの大河原克行氏に関連レポートをいくつか執筆していただいた。その中で最も注目されたのは3位となった東芝の3Dグラスレステレビに賭けた戦略について。当面はグラスをかけて視聴する製品のほうが3Dテレビの主力であることは間違いないが、技術で先行しているということを示すために、あえてこの時期にグラスレス型を発表した東芝。はたしてこの戦略は吉と出るのか、発売の12月以降に答えは出る。
クラウド企業の勝ち組と称されることが多い米Salesforce.comのマーク・ベニオフCEOが来日、その講演のレポートが9位につけた。業界をリードしている自信があるからだろう、"プライベートクラウド"を唱えるライバル企業たちのソリューションを"ニセモノ"とばっさり。Salesforce.comは日本に顧客が多いせいか、同氏の来日回数も多い。加えて、はっきりした物言いを含めてキャラクターが非常に際立っており、今回のように挑発的なコメントをすることが多いので、メディアとしては非常に記事にしやすい人物である。
今週のフォトグラフ
今週、パナソニックは三洋電機とパナソニック電工のTOB終了を発表した。これに伴い両社は上場を廃止、来年4月には完全にパナソニックの子会社となる。
SANYOブランドが消えてしまうことに一抹の寂しさを覚えつつある人も多いと思うが、その寂しさをある意味増幅させてくれそうな一枚を、三洋電機の取材をすることが多い大河原氏からいただいたので、今回はそれを紹介しよう。