キヤノンは、CAD/GIS(地理情報システム)図面や、ポスターの大量印刷時などで利用できる大判カラーインクジェットプリンタ「imagePROGRAF」シリーズにおいて、「iPF815」とダブルロール搭載可能な「iPF825」を発表した。10月上旬より発売される。価格はiPF815が898,000円(税別)、iPF825が1,450,000円(税別)。
新製品は、B0ノビ(44インチ)用紙サイズに対応したモデルで、印刷中も交換可能な大容量インクタンク(700ml、330mlが選択可能)やロール紙を2本同時に装着して切り替え可能なダブルロール給紙機構(iPF825のみ)を搭載している。HDDの容量は、従来機種「iPF820/iPF810」の80GBから160GBに倍増しており、大容量の印刷データを蓄えることが可能となった。また、印刷コストなどを集計できる「アカウンティング機能」を新たに搭載しており、プリントの出力状況や用紙・インクのコストなどをユーザー別や月別に管理することができる。
以下共通で、最高解像度は2,400×1,200dpi、対応用紙サイズはカット紙がA4~A0およびB4~B0、ロール紙が254~1,118mm。メモリは32GB、HDDは160GB。インタフェースは10/100BASE-TX有線LANとUSB 2.0。対応OSは、Windows 2000/XP/Vista/7、Windows Server 2003/2008、Mac OS X 10.3.9以降。
外形寸法/重量は、iPF825がW1,893×D1,291×1,144mm/約189kg、iPF815がW1,893×D975×1,144mm/約138kg。