ヤフーとディー・エヌ・エーは9月24日、試験提供している「Yahoo!モバゲーβ版」における障害によって、特定のユーザーのIDに紐づくページに対し、他のユーザーが一時的にアクセスできる事象が発生していたこと発表した。現時点で、登録情報の不正利用などは確認されていない。

発表によると、9月22日12時50分から9月23日21時30分の間、Yahoo!モバゲーβ版の特定のユーザーのIDに紐づくページにおいて、他のユーザーが性別・地域など一部の登録情報の閲覧などが可能な状態だったという。

この事象の対象となるユーザーの条件は、「9月22日12時50分~9月23日21時30分の期間に、モバイル版モバゲータウンの「お知らせ」を経由してYahoo!モバゲーβ版に会員登録を行った」「同期間以前にモバイル版モバゲータウンに入会していた」こと。

9月22日14時51分にユーザーから問い合わせがあり、23日21時40分にサービス停止を行い、9月24日早朝に原因が判明した。障害発生の原因はID登録処理時における誤った設定だという。

障害が判明した後、拡大を防止する措置を実施し、23日21時40分のサービス停止以降は同様の障害が発生していないことが確認されている。現在は、障害復旧措置が行われており、対象のユーザーに対しては、モバゲータウン事務局が個別に連絡する。Yahoo!モバゲーβ版の試験提供は準備が整い次第再開される予定。

サービス停止中のため、お詫びが掲示されている「Yahoo!モバゲーβ版」のトップページ