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The World Wide Web Consortium |
W3CはWebアプリケーションパフォーマンスに関する取り組みを実施するワーキンググループW3C Web Performance Working Groupを発足させた。Web Performance Working GroupはWebアプリケーションの性能を計測するための機能とAPIの策定を進め、ブラウザ間で共通で利用できる性能計測の枠組みを提供することを目指している。
Web Performance Working Groupで共同議長を務めるArvind Jain氏はGoogleからの選出、Jason Weber氏はMicrosoftからの選出となっている。MicrosoftはIE9 PP3でほかの主要ブラウザよりも先んじてWeb Timing APIを実装した。これに遅れること1ヶ月、GoogleもChrome 6開発版でWeb Timing APIを実装。両社ともWebアプリケーションやWebページを高速化するにはこうしたAPIが欠かせないと認識しており、積極的に開発を継続している。
Web Performance Working Groupで両社から共同議長が選出されている背景には、すでにある実装をすりあわせてブラウザ間で互換性のあるAPIを実現する狙いがあるとみられる。