ソフトバンクテレコムは8月2日、平日夜間と休日に広域Ethernetの回線帯域幅を拡張することでサーバ間の大量のデータ転送を安価に実現する「ULTINA Wide Ethernet 帯域スケジューリングサービス」を提供開始すると発表した。本サービス提供開始に先駆け、8月10日より試験サービスの受付を開始する。

同サービスは、自社環境とクラウドサービスを連携するハイブリットクラウドの構築に適したサービス。平日日中の通信速度(「基本速度:平日(月~金)6:00~22:00 」)とは別に、平日夜間・休日用に「拡張速度:平日(月~金)22:00~翌6:00、休日(土・日)0:00~24:00」を設定し、帯域を保証しながらサーバ間の大容量のデータ通信を実現する。曜日や時間帯によって異なる企業のデータ通信量に着目することで、平日夜間と休日の通信を通常よりも安価で提供する。

ULTINA Wide Ethernet 帯域スケジューリングサービスの仕組み

アクセス回線は指定センター終端とEtherアクセスがある。指定センター終端は基本速度が200~500Mbps、拡張速度が1Gbpsとなっている。また、Etherアクセスは「基本速度200~300Mbps、拡張速度600Mbps」と「基本速度200~500Mbps、拡張速度1Gbps」の2種類がある。

同社は今後、同サービスに、「ULTINA Wide Ethernet/IP-VPN VLAN多重『帯域制御型』」 、「ULTINA IP-VPN NAT機能 」、「ULTINA IP-VPN エクストラネット」の3つのサービスを加えた4つの回線サービスを「クラウドEther」として提供していく。