NTTデータは5月7日、貿易関連書類を自動的に電子化し、一元管理を可能にするソフトウェア「SimGateLIB」を5月17日より販売開始すると発表した。

同社は2004年から税関・行政機関・民間企業をオンラインで結ぶ「輸出入・港湾関連情報処理システム」(NACCS)と企業のシステムを接続するためのゲートウェイソフトウェア「SimGate」を提供しているが、「SimGateLIB」では同製品の機能を拡張。NACCからの出力帳票などの貿易関連書類を自動的にPDF化し、ペーパーレス管理を可能にする。

また「SimGateLIB」は、帳票レイアウトや電文フォーマットなど、NACCSの仕様変更にも対応し、海上貨物向けのSea-NACCSと航空貨物向けのAir-NACCSにおけるすべての輸出入業務の帳票電文に対応している。

同ソフトウェアを導入することで電子帳簿保存法の適用が可能となるため「社内コンプライアンス向上にも寄与する」(同社)という。

同社はNACCSゲートウエイ「SimGate」と「SimGateLIB」の販売目標を「今後3年間で40社」としている。