富士通とSAPジャパン(以下、SAP)は4月5日、SAPのBIサービス「SAP BusinessObjects BI OnDemand」の日本語版を共同で開発し、富士通のクラウド環境をベースに日本市場に向けて提供することで合意したと発表した。
「SAP BusinessObjects BI OnDemand」は、経営情報の収集・分析・共有によって経営の"見える化"を実現するためのサービスであり、異なる個々の業務システムから収集した会計データや受注データを1つの業務システムのデータのように閲覧・分析・レポート作成するといったことが行える。同サービスは2006年より提供開始されており、世界で26万人に利用されているという。
また、同サービスには「SAP BusinessObjects Explorer」の機能が標準で搭載されており、瞬時の検索や分析にも対応する。
「SAP BusinessObjects BI OnDemand」の主な機能は以下の通り。
SAP BusinessObjects Explorerによるデータ検索機能とリッチなUIによる可視化機能。
多彩なBIフロント機能。アドホックなレポート作成やWhat-if分析、ダッシュボード、社内外で安全に情報共有するための機能。
SAPデータやSalesforce CRM (Customer Relationship Management) のデータを含むオンデマンドやオンプレミスのすべてのデータへの連携・アクセス機能。
富士通とSAPはグローバルパートナーとしてERP分野における協業を進めているが、今後はBI分野における協業も深めていくという。