シトリックス・システムズ・ジャパンは3月10日、同社が提供するファイアウォールアプライアンス「Citrix NetScaler Application Firewallアプライアンス」の新モデルを発表した。
今回発表されたのは、「MPX 5500」、「MPX 7500」、「MPX 9500」、「MPX 10500」、「MPX 12500」の5機種。いずれも、Citrix NetScaler MPXハードウェアプラットフォームをベースとしている。新モデルは、最大で5Gbpsに対応しており、シトリックスでは「大企業やクラウドプロバイダのニーズも満たせる」と説明している。
対応する主なセキュリティ関連機能は以下のとおり。
- XDoS(XMLサービス妨害)攻撃 - XMLペイロードの構造に制限を適用することにより、悪意のあるXMLペイロードからサーバを保護する
- スキーマ検証とフォーマットチェック - SOAPメッセージやXMLペイロードのデータ型が適切かどうかを確認する
- SQLインジェクションとクロスサイトスクリプティング
- アタッチメント検査 - 悪意のある実行形式ファイルやウィルスを含んでいるアタッチメントをブロックする
- WS-I Basic Profileへの準拠性
なお、MPX 7500、MPX 9500、MPX 10500に関しては「Pay-as-You-Grow」ライセンスモデルを採用しており、購入ライセンスの種類に応じるかたちでパフォーマンスの上限を数段階に変更できるため、初期導入コストを最小限に抑えられ、性能/機能の追加と拡張を行う際にもハードウェアの交換が不要という特徴がある。
価格はオープン価格で、シトリックスの認定パートナーを通じて販売される。