日立製作所、新社長に情報・通信グループ出身の中西宏明氏が内定

日立製作所は2月4日、同社代表執行役 執行役社長に現 執行役副社長の中西宏明氏が同日開催の取締役会で選出されたことを発表した。中西氏の社長就任は4月1日の予定。なお、現在、社長兼会長を務める川村隆氏は会長職(取締役 代表執行役 執行役会長)に専念することになる。

中西氏は1946年生まれの63歳。1970年に東京大学 工学部 電気工学科を卒業後、同年日立製作所に入社、1979年に米スタンフォード大学院 コンピュータエンジニアリング学修士課程を修了、1998年には日立ヨーロッパ社社長に就任している。以来、同社の国際事業および情報・通信グループの要職を務め、2009年12月の肩書きは「代表執行役 執行役副社長/電力事業、電機事業、都市開発システム事業、オートモティブシステム事業、生産技術担当、モノづくり強化本部長兼品質保証本部長兼日立グローバルストレージテクノロジーズ社取締役会長」、現在に至る。

中西氏は、6月下旬に開催予定の同社定時株主総会において取締役候補者として提案され、選任されれば、取締役に就任する予定。