米TransMediaは14日(現地時間)、コンシューマ向けクラウドコンピューティングサービス「Glide OS」のオンラインストレージを"GDrive"と命名、無料オンラインストレージの容量を30GBに拡大した。

Glide OSは基本的にオンラインストレージだが、Webブラウザから同サービスにアクセスして、Eメール、ドキュメント作成、画像編集、カレンダー、アドレスブックなど様々なWebアプリを利用できる。そのためWeb OSとも呼ばれている。対応OSはWindows、Mac、Linux、Solarisなど。Android、BlackBerry、iPhone、Palm Pre、Symbian、Windows Mobileなどもサポートする。Glide OSで30GB以上のストレージが必要な場合は、有料(50ドル/年)の「Glide Premium」にアップグレードすると250GBのGDriveを利用できる。

Glide OSのデスクトップ

ストレージ管理画面

"GDrive"という名称は、Googleのオンラインストレージサービス提供が噂されていたときにネット上などで用いられた仮称だ。TransMediaはGoogleがオンラインストレージサービスに乗り出してきたのを強く意識している模様。Glide OSがユーザーの動向モニターなどを行わない点をアピールし、「ある大手オンラインサービスが"無料サービス"として宣伝しているサービスは消費者を誤解させるものだ」と、暗にGoogleなどを批判している。