NECとNECフィールディングは1月12日、企業のITシステム全般を対象に、導入時の企画から設計・構築、運用・保守・改善、撤去まで、ライフサイクルに沿ってワンストップで対応するオンサイトサービス「オンサイトライフサイクルマネジメント」の提供を開始した。
同サービスは、技術者の常駐やリモートによって運用・保守を行う従来のオンサイトサービスを、クラウド指向のサービス導入にも対応すべく進化させたもの。
同サービスの特徴は、企業のクラウド環境移行時に多くなると予想される、企業内のITシステムと企業外のデータセンターのITシステムを混在して利用する形態の運用を一元管理できること。同サービスは、プライベートクラウド環境も含むITシステム全体をライフサイクル管理するため、企業は専門スキルが必要なシステム管理/トラブル対応を任せることができる。
同サービスは、次の4つのサービスから構成される。
サーバライフサイクルマネジメント
基幹となる業務アプリケーションやミドルウェアを含め、サーバシステムとしてライフサイクル管理を行う。
ネットワークライフサイクルマネジメント
社内ネットワークやインターネット接続などを管理する。
クライアントライフサイクルマネジメント
資産管理、導入時のインストール/PC設定を一括で実施するほか、問い合わせからトラブル対応まで、エンドユーザの業務をサポートする。
システム保守
すでに運用されているITシステムのトラブル予防・保守業務を実施し、トラブル発生時はシステムの復旧対応を行う。
同サービスの運用は、NECフィールディングのプラットフォームSEが行う。また今年度末までに、同サービスを提供できるスキルを持ったアドバンスドカスタマエンジニアを同社の全国約400ヵ所の運用・保守拠点に1,700名配備する予定。
価格は、「サーバ50台、ネットワーク機器30台、クライアント1,000台の程度のシステムを、リモートでサービス提供する」というモデルケースで240万円/月からとなっている。