Webサービスのマッシュアップ開発コンテスト『Mashup Awards 5』(MA5)が11月29日に開催され、Twitterなどのソーシャルメディアのアカウントを利用したMEXの『Social Combat V』が最優秀賞に選ばれた。参加者総数582名、応募作品数は346作。

Mashup Awardsはリクルートが主幹事を務めるマッシュアップ開発コンテスト。第5回開催では「マッシュアップは目的ではなく、新しいユーザ体験を実現・提案するための手段である」とし、技術指向からアイディアやユーザビリティに根ざしたマッシュアップを指向する考えを改めて表明している。

「Social Combat V」の開発者MEXには賞金100万円が贈られた

最優秀賞に選ばれた「Social Combat V」は、ソーシャルメディアのアカウントを使ってユーザ同士が対戦する"ステータスバトルゲーム"。Twitterやmixi、Facebookのアカウントで舞台となる島にログインし、ユーザ間で対戦する。ユーザのステータスが高いほど勝ち抜きやすく、ステータスはソーシャルメディア上での活動度合いに応じて高まる仕組み。多彩なAPIを効果的に利用しながら、マッシュアップを感じさせない作りが高い評価を受けた。

最優秀賞に選ばれた「Social Combat V」

このほかの各賞は次のとおり。審査員特別賞「CastOven」(100kw-sgss)、優秀賞「OpenSocial Dashboard」(stomita)、優秀賞「radioooo」(mizzusano)、優秀賞「TRAVATAR」(1PAC.INC.)。

結果を発表したリクルートによると、応募作品の傾向として、全作品の23%でTwitter APIが利用され、Twitterに対する開発者の関心の高さが伺えた。また、OpenSocialによるソーシャルグラフ(SNSなどの友人関係情報)を利用した「ソーシャル性を持ってつながっていく作品」が多く見られたという。iPhoneやAndroid端末向けアプリではGPSを活用した作品も増えた。

審査結果の詳細は公式サイトで確認できる。