米Googleが公開準備を進めているChrome用拡張機能(Extensions)ギャラリーで、デベロッパーからの拡張機能の登録受付が始まった。ベータ提供開始までに、開発者に自作拡張機能を公開する準備を整えてもらうのが狙い。

登録希望者はコードとアイコンをZIP形式で圧縮したものをアップロードする。説明文、スクリーンショット、説明用のYouTubeビデオを登録するオプションも用意されている。

Googleはギャラリーにアップロードされた拡張機能の検査、パッケージ化、署名の付与などを行う。検査プロセスは基本的に自動だが、NPAPIコンポーネント、または「file://」を用いるContent Scriptが含まれる拡張機能は、セキュリティ上の理由から手作業での確認になる。これらの場合は追加情報の提出が必要だ。ソフトウエアエンジニアのLei Zheng氏によると、拡張機能のアップデートも新しいファイルをギャラリーにアップロードするだけで簡単に完了できるようになる。

Googleは数日中に一部のテスターとともに拡張機能ギャラリーのクローズドな運用試験を開始する。その成果をデベロッパーと共有し、バグ修正を経て、ベータ・チャンネルを通じたChrome拡張機能の完全提供開始となる見通しだ。