女性の社会進出が目立ってきたとはいえ、現実的に、結婚/出産/育児がキャリア形成に大きな支障を来たす女性にとって、実際に労働現場でリーダーシップを発揮できている人は、男性に比べてまだまだ少ない。米国のビジネス誌『Fortune 500』においても、女性のCEOは全体の3%程度に留まっているのが現実だ。

そんな中、労働現場をテーマに執筆を続けるコラムニストのAnita Bruzzese氏が、世界の女性リーダー100人以上に対する5年間のインタビューをまとめた、Joanna Barsh氏とSusie Cranston氏の書物『How Remarkable Women Lead』を参照し、女性がリーダーになるための5つのTipsをピックアップしている。

1. ビジネスで成功している女性は、自分自身の仕事が意味があるものだと信じている

男性というのはお金や名誉のために働いているが、働く女性は仕事を通して得られる充足感がモチベーションであり、目的である場合が多い。

2. ビジネスで成功している女性は、人生に対して前向きである

ビジネスで成功している女性は、ネガティブであったり悲観的な感情から一歩踏み出し、その状況をどう解釈するかということを考え直す。前向きな解釈が明るさとエネルギー、柔軟性をもたらす。

3. ビジネスで成功している女性は、コネクションを確立するよう努める

女性リーダーというのは、同僚やチームの仲間と強固な関係を築くことによって、情熱やビジョンを共有し、周囲の仕事への意欲を奮い立たせることができる。

4. ビジネスで成功している女性は、どんなことが起きてもいいよう覚悟をしている

多くの女性にとって、恐怖というのは、誰もが留まってしまうような非現実的な高い障壁に向かわせるものだが、自己弁護できる女性は、チャンスと好機を捉えられる。

5. ビジネスで成功している女性は、エネルギーの源となるものを理解している

エネルギーの源が美という人なら、美術を鑑賞したり、音楽を聴いたりして必要なときに充電をするといったように、それが何であれ、その人にとって効果的なものを取り入れている。反対に、それが特定の人物であれ仕事であれ、エネルギーを奪われるもとになる要素は避けるようにしている。