エプソンは、大判プリンタ「MAXART」の新製品として、高速化を果たした新ヘッドや、スピンドルレス用紙フォルダを採用した、B0プラス対応モデル「PX-F10000」(価格598,000円)と、A1プラス対応モデル「PX-F8000」(298,000円)を発表した。発売はともに10月8日を予定している。

PX-F10000

PX-F8000

両モデルとも、POPやポスター作成などに使われる大判プリンタ。耐水性・耐光性に優れたPX-P顔料インクを採用しており、長期展示、生鮮コーナー、半屋外などでも高い保存性を発揮するとしている。

生産性の高さの向上という部分として、新開発のMicroPiezo TFヘッドにより従来比で約2倍の高速印刷が可能。また、新ロータリーカッターの採用によって、カッティングスピードが向上(約4秒)している。さらに、従来は最大で220mlであったインクの容量を、700mlに増量。低ランニングコストを実現するのに貢献している。

簡単管理という部分においては、スピンドルレスの用紙フォルダを採用しているため、用紙交換の手間を大幅に削減。そのほか、搭載されているカラー液晶により、インク残量やエラーメッセージの視認性がかなり向上している。また、キャンセル、カット、クリーニングといった操作をワンボタン化しているのも特長だ。