三洋電機は9月16日、大阪府彩都地域で実証中の低炭素地域づくり面的対策推進事業の民生運輸部門のモーダルシフトによるCO2削減効果の社会実験に、同社の電動ハイブリッド自転車「eneloop bike」24台の導入が決定したと発表した。

eneloop bikeは、自転車に乗ったまま発電・充電することのできる回生充電機能を搭載したエネルギー循環型の電動ハイブリッド自転車。

電動自転車シェアリングの実証実験に導入された三洋電機のeneloop bike(CY-SPA226)

同実証実験は環境省の委託事業で、彩都地域(大阪府茨木市、箕面市)における低炭素社会実現に向けた取り組みの一環。彩都低炭素タウン推進協議会では、彩都地域で新世代型ニュータウンの地球温暖化対策のモデルとして、2050年長期における温室効果ガス半減に向け、民生家庭、民生業務、運輸部門の取り組みに関し、シミュレーションと社会実験により効果的な方策を検討している。

電動自転車シェアリング実証実験の様子

同社の電動ハイブリッド自転車が導入された取り組みは民生運輸部門におけるもので、2009年9月~11月末までの3ヵ月間、「大阪モノレール彩都西駅」にレンタサイクルの無人管理システムを設置、レンタサイクルとして三洋電機のeneloop bikeを導入し、CO2削減を目標とした実証実験を行う。