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南アフリカのIT企業が伝書鳩にデータカードを運ばせたところ、ネットよりも速く届いたというニュースが話題を呼んでいる。
南アフリカ通信(SAPA)によると、伝書鳩は、ピーターマリッツバーグ近郊の町にあるIT企業のオフィスから80キロ離れた海岸沿いの町・ダーバンまでを1時間8分で飛行。ダウンロードの時間を含めても合計2時間6分57秒でデータを届けた。
一方、南アフリカの大手プロバイダ Telkomのネット回線を使って同時期にデータを転送したところ、鳩を使った場合の4%しか実行できなかったという。
ネット回線の容量が不足している南アフリカでは、回線速度と接続環境に問題があるうえ、料金も高額。同国では2010年のサッカーワールドカップ(W杯)開催に先駆け、1万7,000kmの海底光ファイバケーブルを敷設、アフリカ東部と南部をその他の地域のネットワークと接続する予定で、これによりネット回線の速度が改善されると期待されている。