Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Mozilla, Alex Faaborg氏が自身のブログにおいてEradicating Start Up Dialogsのタイトルのもと、新しいプロジェクト「Firefox/Projects/Eradicate Startup Dialogs」へ取りかかったことを発表した。タイトルが説明しているように、極端に言うとFirefoxの起動ダイアログを撲滅するためのプロジェクトということになる。

Firefoxの目的はユーザに対してWebへのアクセスを提供することにあるが、不幸なことに、時々起動してくるスタートアップダイアログに返事をしなければFirefoxの起動が終わらず、Webへのアクセスを提供できないことがあるとAlex Faaborg氏。これはFirefoxの起動時間を改善しようとプロジェクトを立ち上げ、多くの開発リソースと時間を投入していることに矛盾しているとAlex Faaborg氏は指摘する。たった300ミリ秒を高速化するのと、スタートアップダイアログによって7,000ミリ秒の朗読時間、2,000ミリ秒の思考時間、4,000ミリ秒の操作時間が消費されるのと比べてどうなんだ、という疑問だ。

多くの場合、この手のスタートアップダイアログは技術的な問題、デザイン上の問題、セキュリティ上の問題など、なんらかの問題が発生したことを伝えるために表示されるという。このように問題が発生した場合のダイアログというものはシンプルで、取り組まなければならない問題の兆候を示しているにすぎないという。シーンに応じてこうした複雑な問題を解決していこう、というのがこのプロジェクトの本題だ。スタートアップダイアログの撲滅はそうした取り組みの結果として現れることになる。

Alex Faaborg氏はAlex Faaborg - » Eradicating Start Up Dialogsにおいて、特にどのスタートアップダイアログを煩わしいと感じているか、どのスタートアップダイアログが曖昧で十分に説明されていないと考えているかを教えて欲しいとしている。