リンクは9月1日、エーティーワークスと共同で提供している専用ホスティングサービス「AT-LINK専用サービス(at+link)」のオプションとして、サーバ障害時のサービス停止時間を最小限にとどめるクラスタリングサービス「Easy クラスタリング」の提供開始を発表した。
同サービスは、HeartBeatとDRBDをベースとしたクラスタリングサービスで、稼働中のサーバに障害が発生してサービスが停止してしまった場合は、もう一方の待機サーバに自動で切り替えを行い、サービスを継続させることが可能。
導入にかかるコストと手間は、従来のクラスタリングソフトウェアが100万円~200万円程度必要であったのに対し、オープンソースをベースとすることで、初期費用を10万5,000円、月額利用料はサポート付きで4万7,250円を実現、ユーザによるクラスタリング環境の構築や設定も不要とすることで、高度な知識がなくても導入することが可能となった。
また、MySQLやPostgreSQL、Apache、Sendmail、POP、BINDといった6種類のアプリケーションに標準で対応しており、データベースサーバのほか、Webやメールサーバのクラスタリングも構築できるほか、使いやすさを意識した管理画面や障害時の自動通知機能も搭載している。また、オプションでその他のアプリケーション(ユーザ独自のアプリケーション含む)への対応も可能だ。
なお、同社では同サービスの提供により、手軽に信頼性の高いサーバ運用環境を利用したいというユーザのニーズに応えていくとしている。