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Blog of Metrics - When in doubt, sample it out |
Net Applicationsの報告によると、2009年7月におけるFirefox 2.0のシェアは1.45%とされている。Net Applicationsが発表しているFirefox 3.5、3.1、3.0、2.0、1.5、1.0のシェアで計算すると、Firefoxユーザのうち6.46%のユーザが依然としてFirefox 2.0を使っている計算になる。
Mozillaは2009年5月、Firefox 2.0からFirefox 3.0へアップグレードする最後の通達を実施した。当時Firefox 2.0のユーザはFirefoxユーザの10%ほどで、最後通達から2、3週間で8%ほどまで減っている。徐々に減っている計算になるが、それでも依然として6.5%ほどはFirefox 2.0を使い続けている。
アップグレードを望まないユーザはそれをフィードバックしたいという声が大きかったと報告されている。Mozillaはこれを受けてユーザに対してなぜアップグレードを望まないのかというアンケートを実施。アップグレードに問題が発生している、アップグレードすることで動作しなくなるアドオンがある、Firefox 3自体が好きではない、そのほかの理由、それらに関する詳細なメッセージが修正された。最終的に5,000近いユーザがフィードバックを提供したという。
Mozillaプロダクトに関する情報収集や計測、分析を担当しているMozilla Metricsは、寄せられたコメントを整理して分析し、より詳しく要望を分析する作業を実施。最終的に14の異なる意見があることを発見したとWhy People Don’t Upgrade Their Browser – Part I < Blog of Metricsにおいて報告している。報告されている意見は次のとおり。
- 25% (ロケーションバーから履歴を削除できないのではブラウザは安全とはえいない)
- 13% (実行速度が遅い、メモリリークの問題がある)
- 11% (Getmail、Silverscreen、FeebeなどFirefox 3で動作しないアドオンがいくつもある)
- 8% (UIがとてもひどい。読みにくいしアイコンの色が足りずにひどい状態になっている)
- 7% (アルファベット順になるブックマークが耐えられない)
- 6% (インストール時にいつもクラッシュする)
- 4% (この前アップグレードしたときにFavoritesリストが消え去った。同じことが起こりそうで怖くてアップグレードできない)
- 4% (開発において試験する必要があるため、Firefox 3をインストールしつつもFirefox 2も使いつづける必要がある)
- 3% (現状に満足しており、なぜアップグレードする必要があるのかがわからない)
- 2% (フォントの設定に不満がある)
- 2% (U3における動作に問題がある)
- 2% (フリーだとはいっても真に無料というわけではない。時間はコストになるし、年長にとってこうした切り替えはコストになる)
- 2% (Firefox 3から印刷するとおかしなことになる)
- 1% (企業における既存のネットワークやソフトウェアと連動して動作するために認証されたアプリケーションしか使えないため、自分でダウンロートしてアップグレードすることはできない)