米Microsoftは8月24日(現地時間)にマッシュアップサービス『Popfly』を閉鎖する。同サービスは、Webブラウザ上で手軽にマッシュアップアプリを作成できるサービスとして2007年10月に正式スタートしていたが、2年ほどで役目を終えることとなった。

Popflyは、マウス操作と簡単なプロパティ設定だけで複数のWebサービスを連携させたWebアプリを作成・共有できるサービス。UIにはSilverlightを使用、「Block」と呼ばれるコンポーネントをGUI上で結び、ノンプログラミングでマッシュアップが行なえる点が特徴だった。Webベースのゲームを作成できる「Popfly Game Creator」なども用意されていた。

間もなく閉鎖する「Popfly」

サービス閉鎖については今年7月にブログなどを通じて告知。Popfly閉鎖にともない、作成済みデータにはアクセスできなくなる。Microsoftは本サービスを通じてWebアプリケーションやゲーム開発などに興味を持ったユーザに対し、「Microsoft Web Application Platform」「Microsoft XNA」「Microsoft Kodu」「Microsoft Express」などのサイト利用を推奨している。

同社はまた、動画投稿サイト「Soapbox」も8月末に閉鎖する予定となっている。