日本エリクソンは15日、次世代移動体通信規格「LTE/SAE」のトレーニングカリキュラムを7月より提供する。

同カリキュラムは、3GPPに基づいて次世代通信規格の技術理論の基礎を学習するトレーニングコース。LTE(E-UTRAN)の必要性と要求事項、それを満たすためにLTEに導入されたアーキテクチャ、および各無線技術の特徴についても詳述する「入門コース」、LTE(E-UTRAN)に関わる無線技術の概要(エアインタフェース構造、MIMO、OFDM/SC-FDMA、MBMS)やプロトコルスタック、ならびにLTEアーキテクチャの概説、LTEに関わるノード(製品)の紹介を行う「初級コース」、およびLTE(E-UTRAN)に使われる無線インタフェース(Air Interface)の解説や、LTEで採用された無線技術の基礎の説明、およびチャネルマッピング、フレーム構造、各チャネル処理の詳細、MIMOシグナリング、物理レイヤ手順、HARQ、スケジューリングについて説明する「中級コース」の3つのコースが用意され、それぞれのコースごとに1名から受講できる「オープンコース」と、特定の企業向けにカスタマイズして提供される「お客様専用コース」が設定されている。ユーザー企業独自の要望に応じてテーラーメード・コースとして提供されるお客様専用コースでは、年間を通しての定期開催や新人教育プログラムなどへの組み込みも可能だ。さらに、「LTE/SAE概要 e-ラーニング」も用意されている。

受講料は、0.5日間のLTE/SAE入門コースが3万1,500円、1日間のLTE/SAE初級コースが5万2,500円、2日間のLTE/SAE中級コース(無線インタフェース)が9万4,500円。