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Yahoo!検索の「ユーザーインタフェース設計」において、Yahoo!検索で採用された開発効率を重視したデザインアプローチが紹介されている。少数名に依存する属人的なアプローチから、上流工程すら分業するための開発効率のいいアプローチへの切り替え事例として興味深い。

Yahoo!検索の「ユーザーインタフェース設計」では、Yahoo!検索では細かい案件が多く作業の分業が求められていたものの、それまでは属人的な手法で対応してきたこと、ただしそれでは捌ききれなくなってきたため、より開発効率を重視したアプローチへ移行したことなどが説明されている。

紹介されている方法は、まずページ全体のルールを策定したあとに、ページをモジュールの集まりに分離。すべての要素はどこかのモジュールに含まれるという設計をおこなうという。こうすることで通常は少数で実施するインタラクション設計、ビジュアル設計、主要要素のHTMLマークアップ/CSSコーディング設計といった上流工程から分業が可能になるという。モジュールにつけられるIDは上流工程からマークアップまで統一して利用してコミュニケーションの円滑化を実現したと説明されている。