バックボーン・ソフトウエアは6月5日、「NetVault Real-Time Data Protector」として提供してきた製品の名称を「NetVault FASTRecover」に変更することを発表した。

NetVault FASTRecoverは、Windowsファイルサーバ、Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Serverに、ディスクベースのリアルタイムデータ保護機能を提供する製品。保護したデータは、どの時点にも30秒程度でリカバリ可能であり、バックアップウィンドウなしでシステムを運用できるといった特徴がある。

今回の名称変更は、昨年5月に発表された米BakBoneによる米Asempraの資産買収を機に実施された。NetVault Real-Time Data Protectorは、以前からAsempraによるOEM製品として提供されてきたが、同社の買収により今後は純粋なBakBone製品として販売する。これを契機に、ライセンス体系/価格を大幅に改訂し、ターゲット層も拡大。ブランドイメージ変更を刷新すべく、名称変更にも着手した。

NetVault Real-Time Data Protectorは、396万円(税抜き)~という価格体系だったが、NetVault FASTRecoverでは「WorkGroup Edition」「DataCenter Edition」「Enterprise Edition」という3つのエディションが用意され、最小構成は48万円(税抜き、初年度保守費用込み)。45日間無償試用可能な評価版も用意されており、こちらのWebサイトから入手できる。