サイオステクノロジーは4月13日、Google App Engineのサポート言語にJavaが追加されたことを受け、同プラットフォーム上稼働するビジネスアプリケーションを実用化したことを発表した。同社は今後、同プラットフォーム上で動作するアプリケーションの受託開発をはじめ、技術コンサルティング、保守サービスなどを提供していく。

今回開発されたのは企業や団体の会員管理と会費徴収のためのアプリケーションで、入会受付から、会員情報の管理、会費支払い、決済までの機能を提供する。Google App Engine上にアプリケーションサーバを配置するため、ユーザーが管理を行う必要はなく、トラフィックやデータの増大に応じて容易に拡張することが可能。

同アプリケーションは、Javaオープンソースソフトウェアを開発するNPO法人「Seasarファウンデーション」へ提供された。

同社は、顧客の社内ネットワークとクラウド・コンピューティングを連携させる「クラウドインテグレーションサービス」を提供している。同サービスとGoogle Apps導入を支援する「SIOS Integration for Google Apps」を合わせ、今後はGoogle App Engine for Javaを利用したソリューションも提供し、企業や団体のクラウドコンピューティング導入の支援をしていく。