日本電気は4日、オープンソースのCRM(顧客関係管理)ソフトウェア「SugarCRM」を活用したCRMソリューションの販売を開始した。

SugarCRMは、マーケティング、営業管理、顧客サポートといった機能を持つCRMソフトウェア。OSSとしてソースコードが公開されており、既存のパッケージソフトウェアと比較してカスタマイズ性に優れているのが利点だ。

今回販売が開始されたCRMソリューションは、SugarCRMの国内正規取扱店のオープンソースCRMがソフトウェアのカスタマイズを担当し、NECがシステム構築、保守・サポートを担当する「システム構築サービス」。中堅企業や中小企業が主なターゲットで、ユーザーの営業活動に合わせたカスタマイズ・コンサルティング(個別見積)とシステム構築サービス(100万円[税別]~)、および運用/サポートサービス(個別見積)の3メニューが用意されている。

また、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズを施したSugarCRMベースのSaaS型サービスの提供も2009年上期に予定されている。OSSベースのCMSやSNSといったアプリケーションをSaaS基盤上で連携させて付加価値を高めるサービスも用意されている。