NECは、社外から社内システムへの接続を実現するとともに、仮想化環境にも対応したリモートアクセスVPNソフトウェア「SecureBranch VM-Edition(セキュアブランチ・ブイエムエディション)」を、本日2月5日から販売すると発表した。

「SecureBranch VM-Edition」は、ユーザーと端末の両方を認証、既存セキュリティやネットワーク環境の変更不要、持ち出しPCのセキュリティ対策、シンクライアントシステムとの連携などの特長があり、これらの機能をOSとともにパッケージ(仮想アプライアンス)化し、VMwareのハイパーバイザー型仮想化環境(VMware ESXi/VMware ESX)上で動作する。パッケージ化により、導入やサーバ統合への対応が容易だという。

SecureBranch VM-Edition システム構成図

SecureBranchは、通常のユーザー認証以外に、認証済みのPC端末(社内で電子証明書交換を実施)のみ社外からのアクセスを許可するPC端末認証や、NECが独自開発した「カーネルファイアウオール」機能により、持ち出しPCは、インターネット上ではSecureBranchとの通信のみ許可するなどのセキュリティ機能を有する。

また、VirtualPCCenterやCitrix XenAppなどのシンクライアントシステムと連携させることも可能だという。

価格は29万円(税別)からで、出荷開始は3月2日を予定している。