Webアクセス分析の米Hitwiseは11月20日(現地時間)、米Twitterのアクセス数が初めて米Diggを超えたと発表した。発表前週時点の集計で、全WebサイトにおけるDiggの順位が85位で、Twitterがそれをひとつ上回る84位となった。両サービスのトラフィックのシェアはともに0.021%となっている。また英国では過去1年間でTwitterのアクセスが10倍にまで膨らんだことも報告されている。

Twitterは現在最も急成長中のマイクロブログのひとつだ。昨年には日本語版サービスもスタートし、日本を含む世界中で急速にユーザーを増やしつつある。一方のDiggもソーシャルニュースサービスの成功例として広く知られている。Hitwiseによれば、Twitterのアクセスは25~34歳の割合が非常に高く、全年齢にまんべんなく利用層がいるDiggと対照的だという。またGoogleからの誘導トラフィックが多いDiggに対し、Twitterは自身のサービスがアプリケーションとして組み込まれたSNS(例えばFacebook)などからのアクセスが多いという。

また、Twitterはケータイ上での利用が多く、特定のイベントがあった場合にトラフィックが爆発する傾向があるという。先週に発生した米ニューヨークのハドソン川にUS Airways機が不時着した事故などで、大量のユーザー投稿がいっせいに発生している。本記事は先週までのデータのため、1月20日(現地時間)のバラク・オバマ大統領就任演説の結果についてはカバーしていないが、ここでも非常に大きなアクセスが見込めるだろうと指摘している。実際、演説の時間帯にTwitterのサービスにアクセスしづらくなったという話が多数散見されており、こうした事情を物語っている。