Mozilla Weave

Aza Raskin氏のブログにおいてInterview: Dan Mills, Lead for Mozilla WeaveのタイトルのもとDan Mills氏のインタビュー動画が公開されている。Dan Mills氏はMozilla LabsでMozilla Weaveを主に担当しているエンジニア。インタビューしているのは同じくMozilla Labsで主にUbiquityの開発を主導しているAza Raskin氏だ。WeaveもUbiquityも今後のFirefoxを特徴づける重要な役割を果たす。開発者から直接メッセージを発信することでWeaveの狙いを明確にする狙いがあるとみられる。

Interview: Dan Mills, Lead for Mozilla Weave

Dan Mills氏の発言によれば、WeaveはPCからモバイルデバイスへシームレスなブラウジングエクスペリエンスを実現することを目的としたプロジェクトということになる。複数のデバイスから同じ情報へアクセスすることでよりスマートにシームレスに動作できるようにしようというわけだ。次の段階としては他人やサービスがユーザの情報にアクセスできるようにすることで、さらなるエクスペリエンスの向上を目指すといった内容が説明されている。

Weaveが活用される簡単な例としてレストランにいくケースが紹介されている。たとえばPCでレストランの場所を調べる。その足で車に乗ってレストランに向かう。ダウンロードしたデータはPCに入っているわけだが、Weaveが機能しているので携帯からシームレスに情報にアクセスし、特別なことはしなくても携帯からレストランの場所情報にアクセスできる、というシナリオだ。

現在はFennec (Mobile Firefox)でWeaveが活用できるようにバックエンドWeaveの再設計を行っているという。発言によれば年内にはアルファ版が公開される見通し。実際に氏の携帯端末からPCのFirefoxで保持しているデータへのアクセスは実現されており、ある程度の仕上がりは実現されているようだ。